183系「しおさい」まもなくラストラン
2005年11月21日
1972(昭和47)年7月15日
総武本線東京地下駅乗り入れと錦糸町〜津田沼間複々線化
そして内房線・外房線1周電化完成により
「さざなみ」「わかしお」として走り始めた183系特急形電車。
1975(昭和50)年3月10日
総武本線電化完成により「しおさい」に進出。
「あやめ」「すいごう」でも活躍を始めます。
登場から約20年間、房総特急は183系の独壇場でした。
そんな183系も老朽化が進み、
時代の変化と共に置き換えが必要になってきました。

1993年7月2日に内房・外房線特急に255系2編成が登場。
「さざなみ」「わかしお」の一部が置き換えられました。
その後255系は更に3編成が投入され
183系を置き換えていきました。
更に2004年10月16日にはE257系500番台が同線に登場し
183系発祥の特急電車「さざなみ」「わかしお」から
183系は撤退しました。
残った183系は総武本線などで活躍を続けていきます。
特に新製時からのオリジナル183系0番台は
6両モノクラス編成ながらも「しおさい」「あやめ」で走り続けました。
しかしとうとう2005年12月10日
総武本線系統の列車もE257系に置き換えられ
183系はリニューアル車も含め定期特急運用から撤退することとなりました。
今回はその 勇退寸前の183系を
113系電車と絡め リポートします。

2011(平成23)年2月19日 アップロード
うえさんのページ

2005(平成17)年11月21日の
千葉駅。

この頃は
「千葉発の房総の普通列車=113系」
でした。

湘南電車から撤退を始めた113系ですが
房総ではまだまだ主力でした。

画像は後付けクーラーの初期型車。

183系「しおさい」が
8番線に到着。
「あずさ」用等に
リニューアルされた編成で
側面窓拡大に合わせ
窓周りの赤帯が太くなった編成です。

10番線に到着の「あやめ」
房総オリジナルの
183系0番台です。

側窓の拡大などは
なされていないので
側面赤帯は登場時のままです。

久しぶりに
銚子まで
乗ってみることにしました

行き来する房総特急。
なんだか 海べりの町に
行ってみたくなりました。

リニューアル車は
思いのほか快適です。

あっという間に銚子に到着。

平日の昼間
数名の撮影者がおりました。

ファンサービスで
行先をグルグル。
タイミングが合わず
まともに撮れたのは
この二つ・・・。

国鉄色の特急電車は
やはりカッコいいですね。

昔ながらの改札口。
改札をくぐるとプラットホーム
そして国鉄形の特急電車・・・。


平成23年の現在では
自動改札機の向こうに
255系やE257系が
横付けされます。


普通列車は勿論、国鉄型の113系・・・。

オリジナルの183系0番台に揺られて帰ることにしました。
改札脇のキオスクで缶ビールと鯛蒲鉾を仕入れて・・・。

1972年、私が1歳の時から房総を走り続けてきた特急列車に乗って・・・。

車内のどこもが「国鉄特急」です。

千葉駅7番線到着。
183系と113系の並び。
千葉駅では当たり前の風景でした。
183系「しおさい」は
2分ほどの停車時間の後
ゆっくりと千葉駅をあとにしました。

「ありがとう183系」
そんな言葉が脳裏をよぎりました。

私にとって
183系定期特急は
これが乗り納めとなりました。

国鉄時代と変わらない銚子駅の日常風景・・・。

駅近くの食堂で「刺身定食」と生ビール。
カミさんへのオミヤゲを購入して
駅へ戻ってきました。

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銚子駅を出発。
懐かしい鉄道唱歌チャイム。
醤油工場をかすめ
小さな峠を越えて
北総の田園地帯を走ります。

あれから5年

今では
色鮮やかな
255系やE257系特急電車と
ステンレス電車が主力となった千葉駅。
激減した113系が
最後の活躍をする千葉駅では
2010年夏から駅の建替工事が
始まりました。
2015年にはホームの真上に
駅舎が完成する予定で
この風景自体も
大きく変わろうとしています。